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父の相続日誌

実の父が亡くなってからの具体的な流れについて記載いたします。

令和2年6月1日:父が他界

病院から葬儀社の風之荘に電話し、引き取りに来てもらった。主治医から死亡診断書を受領し兄から、親族へ連絡。

・亡くなる前に、自宅、SJR(サービス付き高齢者向け住宅)、事務所に帰りたい、と何度も行っていたので、病院から、宗方の自宅へ連れて帰り、15分ほど滞在。その後、事務所に寄りスタッフへお別れをし、さらにSJRにも寄って、関係者とお別れをしてから、葬儀社へ。

・葬儀社で、通夜葬儀の内容等の打合せ(祭壇の大きさ、香典返しの品なども)。コロナのこともあり、家族葬ですることに決め、新聞広告については、葬儀翌日に掲載することにした。

・お寺は、浄土真宗本願寺派の誓岸寺へ依頼。

・葬儀社の方が、死亡診断書を市役所へ届け出てくれた。

翌日のお昼弁当と夜の弁当を外部へ発注。妻がビールやお菓子などの買い出し。葬儀の日のお斎(おとき)と同日にする初七日後の食事は、葬儀社に依頼。(夜は兄が付き添い。喪主も兄。)

令和2年6月2日:通夜

・遺影用の写真を持って行った。

・朝、司法書士会やロータリークラブ、父の友人など関係各所へ家族葬をする旨を連絡。

・昼頃、お色直しをしてくれた。弔花の順番を決める。

・お昼は、近い親族のみが集まり、通夜は、遠戚も集合。

・通夜後は、兄といとこが付き添い。

令和2年6月3日:葬儀

・弔電の順番を決める。3通を全文読み。10通は氏名のみ。あとは割愛。

・棺桶には、自宅の権利書と、スタッフの寄せ書きと愛用のえんぴつ、花を入れてもらった。

・葬儀後、香典は、葬儀社が保管してくれて、火葬場へ。火葬の許可書は、葬儀社が死亡診断書提出時に取得。

・火葬には、2時間弱かかり、その間のお菓子なども準備しておいた。

・お骨を持って、葬儀社に戻る。

・すぐ初七日の法要をおこなう。

・その後、全員で食事をして解散。

・お布施は、お礼参りの日でよいとのこと。

・お骨は兄の家へ、写真は当分事務所にて飾る。

・香典返しを多めに事務所で保管。

令和2年6月4日

主だった弔問者へのお礼

令和2年6月5日

・お寺へお礼参り。

・今後の法要についての打合せ。七日毎の法要は、四十九まで毎週日曜日11時、兄の自宅にて。四十九の法要は、7月12日日曜日に、初盆は8月13日にホテルなどで催す。納骨は7月19日にお寺の納骨堂へ。

・お布施50万円、伴僧様お布施10万円×2名、初七日お布施5万円、御膳料1万円をお渡し。

・社労士事務所が、父親の厚生年金の対象者ではないことの届け出をしてくれた。

令和2年6月6日

弔電弔花香典等の名簿整理

令和2年6月7日

・来場されてない方で弔電や弔花を頂いた方へ、お礼の手紙を作成。

・SJRの荷物整理。書類関係は全て事務所へ。

・家具はいとこが一部引き取り。下着や不用品はまとめて兄がごみ焼却場へもっていく。スーツや服は、寄付をする。(寄付をするとワクチンとして発展途上国へ送られる仕組み)

令和2年6月8日

・お礼の宛名書きをスタッフに依頼。

・兄がJCOMに電話して解約、機材は後日回収される。

・SJRからクリーニングを白屋に出していたようなので、確認してみると、代金は支払済みだが、服と布団を預かっているとのことで、15日に引き取る。

令和2年6月9日

・国家公務員共済組合KKRに電話。こちらで厚生年金の手続もやってくれる。(本来は日本年金機構)書類を送付してくれる。

・司法書士年金基金に電話。遺族年金の請求書を事務所宛に送付してくれる。

・四十九日と初盆の法要を豊の国健康ランドに予約。宗派を聞かれ、浄土真宗と答えると東か西かとの質問。後日確認。

令和2年6月10日

・株式会社LawStationとほり司法書士法人の役員の死亡による登記申請。

令和2年6月11日

・税理士へ準確定申告が必要かの確認をした。必要だとのことで、年金や給与の収入がわかる書類が必要だとのこと。

令和2年6月12日

・税理士へ準確定申告が必要かの確認をした。必要だとのことで、年金や給与の収入がわかる書類が必要だとのこと。

・豊後大野市犬飼支所に父親の出生から死亡までの戸籍を取りに行った。除籍謄本5通、出生からの原戸籍等3通、附票1通取得で、11,100円。

・市役所に返納するものを収集。印鑑登録証、後期高齢者医療被保険者証、介護保険負担割合証、後期高齢者医療限度額適用認定書。

・国保(後期高齢者含む)の場合、葬祭費2万年が補助される。必要なもの、国保の保険証、喪主の印鑑、喪主の口座情報、会葬礼状。

・香典返しを多めに預かっていたが、思ったほど弔問者がいなかったので、葬儀社に返した。請求書には記載されていたので、差し引きの金額を振り込めばよいとのこと。

・弔電等の方へのお礼状を送付。

・郵便局で転居届をもらった。今、宗方の自宅からSJRに転送してもらっているが、それを事務所に転送してもらう。

・出納帳を作ることにした。

令和2年6月13日

・必要な書類、必要ではなさそうだが一時保管しておく書類、確実に不要な書類の分類。主に契約関係の書類が必要。領収書や手紙などは、一時保管。

令和2年6月14日:二七日(ふたなのか)

・兄の家にて法要。お布施5000円。

・お寺は西本願寺派であることを確認した。

・葬儀後にいただいた香典や弔花弔電の名簿整理。

・初七日のお食事の際に頂いた香典の整理。

・郵便局の転送届を記入。現在、自宅からSJRに転送されているが、それをさらに事務所へ転送が可能なのか、確認する必要がある。

・国民年金の死亡一時金という制度があるらしく、調べたら、ウチは対象ではなさそう。

「死亡一時金は、国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた月数が36月以上ある方が、老齢基礎年金・障害基礎年金を受けることなく亡くなったときは、その方と生計を同じくしていた遺族(1配偶者2子3父母4孫5祖父母6兄弟姉妹の中で優先順位が高い方)が受けることができます。」

・SJRの預託金返還の口座を記入して提出。(智彰名義の口座へ)

・兄に戸籍請求の委任状をもらった。

・兄に、預貯金や預託金や年金などは、一旦智彰の口座に入れて、諸々清算してから兄に渡す旨、了解を得た。相続税が発生するため、半年から1年程度かかる旨も伝えた。

・事務所の父の机の上を整理。ハンコなど形見的なものと、契約関係の書類以外は処分。

・兄夫婦でSJRの部屋の片づけ。

令和2年6月15日

・大分富士見カントリー倶楽部に電話。預託金返還の案内が届いているが、手続したのかの確認。明日以降、確認して連絡くれる。

・久住高原ゴルフクラブの再生計画の書類がたくさんあったので、関与している弁護士法人アゴラに問合せ。再生計画自体は終了しているので、手続はないが、会員としての継続はされており、昨年の年会費が未納であるため、退会の手続は直接ゴルフ場にしてよいとのこと。ゴルフ場に電話したところ、昨年の6月に退会済みで、特にすることはない、とのこと。

・明治安田生命に電話。3件契約がある。必要書類を送ってくれる。1件は受取人が兄と共有になっており、保険金は智彰の口座に入れらるので、後日、兄分を送金する必要がある。

・大分市役所で、兄と私の戸籍、父の名寄帳の取得。

・郵便局へ転送届提出。

・行政書士会へ死亡届などの提出。会費が一部(45,000円)、智彰口座に返金される。

・司法書士会へ死亡届と法人の変更届を提出。会費が一部、法人の口座に返金される。

・司法書士国民年金基金へ遺族一時金の請求書を送付。

・宗方の自宅と久住の山は、母親のまま名義変更していなかったので、直接兄名義に変更するよう手配を始めた。

・大分カードへ電話。法人プラチナカードの廃止手続の書類を事務所に郵送してくれる。

令和2年6月16日

・富士見カントリー倶楽部から電話。預託金返還の手続は今年4月に入金済み、とのこと。請求書があるのは、父親が紛失したと思って再度用紙を送ってもらったからではないか、とのこと。

・香典を智彰口座に入金、そこから風之荘に振込。

・風之荘から電話があり、振込確認できたとのこと。領収書を送付してくれる。

令和2年6月17日

・社労士事務所が、㈱LawStationの資格者喪失届を提出してくれるとのこと。

・法人プラチナカードの用紙が届いたので、退会届を記入して提出。

・アフラック(がん保険)に電話。①契約者が父親・被保険者が兄・受取人が父親のぶんは、継続の有無を兄に確認する。解約返戻金はない。②契約者が父親・被保険者が智・受取人が父親のぶんは、継続の有無を検討する。解約返戻金が30万円くらいある。③契約者と被保険者が父親、受取人が智のぶんは、がんを直接の原因として死んだわけではないので、使えず、この保険は終了。

・日本生命に電話。ニッセイ積立利率変動型年金、保険者・被保険者・受取人全て父親。保険金の手続書類を送ってくれる。戸籍は法定相続情報証明書でも可。他に契約があるかは受取人に指定されている者にしか教えられず、不明。保険金は智が受けっとって、兄に半分渡すような感じになる。

令和2年6月18日

・日本ケア・テックに電話。ベッドはレンタルだったようで、回収に来る。未払いはない。

・NHKに電話。解約。6,7月分の受信料を返金してくれるとのこと。父親の口座に7月中に振り込んでくれる。

・コープ大分に電話。組合脱退の書類を智の自宅に送付してくれる。

・市役所の固定資産税課に電話。口座の自動引き落としを止めた。納付書を送付してくれる。兄に払ってもらう。兄に相続登記をし、その後、兄が銀行で口座振替の用紙を記入して提出する必要がある。

・司法書士国民年金基金から電話。生計同一者欄を空白にして申請していたら、事務所を一緒に運営していたというのも生計同一とみられるので記入してよいとのこと。生計同一でないと遺族一時金が出ない。

・風之荘より領収書が届いた。

令和2年6月19日

・日本ケア・テックに電話。22日月曜日11時にベッド引き取り。

・ニッセイの保険で、兄が受取人になっているものは、兄からの連絡が必要だとのことで、保険証書の写しを兄にlineした。

・共栄火災海上保険の保険は、大分信用金庫わさだ支店が代理店なので、そちらに電話したら、管理センターのようなところに電話して欲しいとのこと。0120-494-599

令和2年6月20日

・KKRからの書類到達。

・明治安田生命から書類到達。

・コープ大分から書類到達。

令和2年6月21日

・兄と遺産分割協議。署名押印。印鑑証明書受領。

令和2年6月22日

・司法書士国民年金基金から訂正依頼があったので、記入して返送した。

・コープ大分へ、組合員脱退届を送付。出資金500円が智彰口座に返金される。

・介護用ベッドと歩行器を日本ケア・テックが引き取りにきた。

・父親の市県民税の請求が代表承継人として智彰に来た。市役所に電話して納付書を送付してもらうことにした。1期分は父親の口座から引き落とされるので、2期以降を一括で納付する。

・大信で契約した共栄火災海上保険の管理センターに電話。傷害保険なので、今回は何も出ない。令和3年3月1日まで効力があるので解約することにした。後日、他の部署から電話がある。

・四十九日の法要の案内を送付。

 
この記事の執筆者
吉田研三司法書士事務所 代表 吉田研三
保有資格司法書士、家族信託専門士、相続アドバイザー認定会員、その他
専門分野相続・生前対策
経歴司法書士事務所を経営していた父(吉田雄三司法書士事務所)の病死をきっかけに司法書士を目指す。 司法書士試験に合格した翌年に、先代の吉田雄三司法書士事務所と同所にて吉田研三司法書士事務所開業。
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